千葉県匝瑳市と地域間連携協定を締結しました
2024.02.29(木)千葉県匝瑳市と脱炭素社会実現に向けた地域間連携協定を締結
両自治体ともに、環境省の脱炭素先行地域に選定され、脱炭素社会実現に向けて様々な取組を進めようとしています。
そこで、それぞれの地域の強みを活かして事業の連携を図り、両自治体の抱える地域課題解決の実現性を高めるため、令和6年2月27日に連携協定を締結しました。
匝瑳市について
(1)概要
人口:33,752人 世帯数:14,856世帯(令和6年1月31日時点)
面積:101.52㎢
匝瑳市は、千葉県の北東部に位置し、みどり豊かな恵まれた自然と歴史のある街です。
夏は涼しく冬は暖かい海洋性気候で、年平均気温約15度と過ごしやすい気候です。冬でも降雪はほとんど見られません。
(2)脱炭素の取り組み
匝瑳市は、2050年の脱炭素社会実現に向け、「匝瑳市ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、市民・事業者・市が協働した省エネルギー化や再生可能エネルギーの利用などの取組を推進しています。
令和5年11月には、環境省の脱炭素先行地域に選定され、「そうさ!匝瑳モデルで脱炭素!~ソーラーシェアリングを中心とした脱炭素化推進プロジェクト~」として、脱炭素化に向けた取組を進めていく予定です。
▼ソーラーシェアリングの様子(匝瑳市)
連携協定について
(1)目的
関川村と匝瑳市が再生可能エネルギーの活用を通じた取組において相互に緊密な連携を行うことにより、脱炭素推進事業の発展に寄与し、脱炭素社会の実現及び地域の活性化を図ることを目的としています。
(2)連携事項
目的及び両自治体の地域課題解決を達成するため、下記に掲げる事項について連携し協力を行います。
①営農ソーラーシェアリング
・営農ソーラーシェアリングに係る技術連携及び共同調達に関すること
・ソーラーシェアリング・アカデミーの活用に関すること
・豪雪地帯でも適用可能な営農ソーラーシェアリングモデルの開発及び検討に関すること
・営農ソーラーの設備下の農地で栽培した作物の販売先相互紹介に関すること
②営農ソーラーシェアリング以外の再エネ導入
・小型風力発電、地熱バイナリー発電及び小水力発電電源開発に係る知見の共有、共同実証及び普及方法の検討に関すること
・分散型木質チップバイオマスガス化発電事業における設備メーカーに関する情報共有、緊急時の保守部品融通及びサービス人材派遣の検討に関すること
・農業分野での熱利用設備計画に係る情報の共有に関すること
・木質バイオマスボイラーに係る情報の共有に関すること
・垂直両面ソーラー導入に関する知見の共有に関すること
③温室効果ガスの抑制
・バイオ炭製造・販売事業に関する知見の共有及びバイオ炭の供給に関すること
・水田中干期間延長によるメタンガス排出抑制に係る情報の共有に関すること
・不耕起及び有機栽培に係る知見の共有に関すること