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関川村が環境省の脱炭素先行地域(第2回)に選定されました

2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに向けて、環境省が2030年までに先行して取り組む地域を募集する「脱炭素先行地域づくり事業」に、関川村の提案が選定されました。

 

 

環境省 脱炭素先行地域とは

 

脱炭素先行地域とは、国が「地域脱炭素ロードマップ」及び「地球温暖化対策計画」に基づき、2030年までに、民生部門(家庭及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、我が国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域であり、地方自治体等が中心となって、環境省等の支援を受けながら、少なくとも全国100箇所の脱炭素先行地域選定する予定としています。

 

関川村の提案の概要

 

豊かな自然資源を活用した災害に強い地域づくりと脱炭素化の同時実現~豪雪農山間地域モデル~

 

村の主要施設が集積している村中心部を対象に、太陽光、小型風力、地熱(温泉熱)、木質バイオマスといった多様な再エネ電源を導入して、自営線と大型蓄電池を活用した地域マイクログリッドを構築し、レジリエンス強化を図るとともに、再エネを活用した融雪装置を導入して、豪雪地域における生活の利便性向上を図る。木質バイオマス発電に村内材を活用するとともに、森林資源の計画的管理、スマート林業の導入等により、林業全体の経営健全化を図る。また、耕作放棄地の再生利用とソーラーシェアリングの導入により、農業を活性化。

 

関連リンク

関川村 脱炭素先行地域の計画提案概要.pdf

 

村長コメント

 

このたび当村は、環境省が全国に先駆けて2030年度までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとすることを目指す、第2回脱炭素先行地域の一つとして選定されました。

脱炭素の取組は、豊富な自然資源を活用できる関川村に合った地域振興策であり、産業振興策であると考えてきました。

当村では、第1回に続き2度目の応募で選定されましたが、今回は過疎化の進む農山村地域でも取り組める地域発展モデルとして、実現の可能性を高めたことと、脱炭素にかける当村の強い熱意が評価されたものと考えています。

脱炭素先行地域に選定されたことは、当村にとって大きな一歩であり、喜びとともに、目標を達成しなければならない責任に身が引き締まる思いです。

今後は、8月豪雨の復旧・復興と合わせ、今よりも活力ある村となれるよう、村民の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、事業に取り組んでまいります。

 

2022年11月1日   関川村長 加藤 弘